【部員のつぶやき】ハンターと達磨絵師とVチューバー(道東遠征にて)

2026.05.25 ブログ

地元の西宮市

から1000km飛んで札幌市に、札幌市からさらに230km渡って釧路に着きました。高速バスに乗り、過去と日常を全力で振り切って辿り着きました。そんな町で私は思いがけなく色々な自分に出会いました。嫌な自分も沢山いました。楽しげな自分もいました。それは釧路で接した様々な人を通して見えてきたものです。
釧路で私は、切って彫って仏像にしたいほど様々な属性と経歴を持った人たちと対面することができました。

人との交流から逃げる癖のある

私を今回の道東PJへの参加に導いてくれた方がいました。その方は関わる全ての人に目線を絶やさず、感謝を決して忘れない人です。遠くから人の集まりをじっと見つめる私に何度も声をかけてくださいました。ポジティブな情動を練って形にしたような人柄で、釧路の弟子屈町を覆いつくすようなうねりを生み出しています。人を無性に惹きつける力があります。

副業としてハンター

を選んだ方がいました。車で色々なところに送ってくれました。聞きたいことはたくさんありましたが、私は一人後部座席で車窓を見つめて、山際で餌を食べているシカを想像していました。そんな私に話しかけてくれてありがとうございます。ハンターの事情と息子さんがハンターになりたいと言った話を聞けました。夜は手早くエプロンを身につけ、自らの手で獲った鹿肉を取り出し、同時並行で調理を進め、赤身を活かしたジビエ料理を食べさせてくれました。

眼光の鋭い達磨絵師

の方がいました。語らずして私を納得させてくれる雰囲気が、墨で描かれた達磨大師から流れてきました。私は後にこの絵と同じオーラを円山動物園のオスのオランウータンに感じました。オランウータンが何百年もの間自然淘汰を受けていたのと異なり、人間が紙の上で目力により周りを制する存在を作り出せることに改めて驚きます。

恐ろしく笑顔がきれいな高校生

がいました。釧路川を題材として弟子屈町を盛り上げるイベントを開いている絵に描いたような好青年です。僕が今まで見てきた中で最も清涼感のある眼鏡と坊主頭でした。彼が開いたイベントには無数の大人が関わっています。数えきれない大人に囲まれながら、この青年は自我を保っていました。私にはとても不思議なことです。

Vtuberの鬼霧シアンさん

がいました。北海道と釧路市の観光大使を務める彼女が弟子屈町の公民館で開かれた発表会の最前席に座っているのを見ました。背中だけで語れば、あの日目にしたオランウータンと同じです。保守的な一面もある私は、その時まだ彼女に不信感のまなざしを注いでいました。しかし、町を盛り上げるイベントで「リアル馬娘レース」に彼女が出場し、力一杯走った末、派手に転んだ話を聞いた途端、私はすっかり彼女のことが好きになってしまいました。話しかけられれば良かったです。

札幌から車を駆り出して

往復の送迎をしてくれた方がいました。内側から溢れ出す陽気とユーモアを灰色のスーツとネクタイでびっちり抑え込んだような人です。スーツのボタンが弾け飛ぶこともあります。そんな夜は、明るい夜です。彼もまた人との関係の作り方が上手で、数カ月ぶりに廊下で通り過ぎながら会った私を下の名前で呼んでくれました。冒頭に紹介した方同様、頭の周りを回転する人の輪が見えるタイプの人でした。私の場合、頭の表面を撫でただけでは気づかないほど、その輪は内に食い込んでいます。
他にも地元の幼稚園の園長、他大学の学生、弟子屈町でヒメマスを釣る数少ない漁師さん、公民館で出会った様々な地元の有志の皆さん等々、沢山の方に出会いました。
この道東PJを通して、自分のことも釧路のこともその一端を垣間見ることができました。2026年度は、心理ゼミの一員としてイベントに釧路で関わることができるかもしれません。楽しみにしています。

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